「スケルトン解体」ってどんな工事？通常の解体より費用はかかるの？

解体工事に関連する言葉で「スケルトン解体」という言葉を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。特に、リフォームについて検討している人は「スケルトン解体」にたどり着く場合も最近は多いはず。今回は解体工事の種類「スケルトン解体」について解説していきます。

「スケルトン解体」とは？

「スケルトン解体」とは、主に天井や床、壁、配管、配線などの内装設備を全て解体して入居時の状態に戻すことを指します。飲食店や商業施設などのようなテナントはコンクリート素地の状態で入居するケースが多く、退去時にはスケルトン工事を実施することが多いでしょう。

また、近年では「スケルトンリフォーム」も流行っています。床、壁、天井などすべて取り払い、躯体のみの状態にすることで、間取りから造り直す大掛かりなリフォームになります。排水管などにも手を加えることが可能なため、通常のリフォームでは難しい水回りの変更や移動も可能です。

スケルトン解体のメリット

スケルトン解体を実施することによって、次回に建物を利用する際の内装や間取りを自由に変更することができます。スケルトン解体後に新たに内装工事を行い、設備や配管・配線・防音性の壁を設置するなど、利用用途に応じやすくなります。

また、スケルトン解体を行ってみると、普段は見えない柱や梁など、基礎部分を目視することができます。そこで、傷んでいる箇所や補修工事が必要な場所を発見することもでき、解体作業と並行して補強工事を行うことも可能になります。

スケルトン解体のデメリット

一方で、スケルトン解体を行うことによって生じるデメリットもあります。内装や設備をすべて解体することに加え、補修したり新しく設備を取り揃える必要があるので費用がかかります。そのため、解体費用や初期費用などのコストを事前に見極めておくことが大事でしょう。

また、スケルトン解体には時間がかかります。建物によっても工事の期間は変わってきますが、最低でも1週間、長くて3週間程度はかかってしまうケースもあります。さらに、内装がすべてなくなった状態から新たに内装を再構築するので、解体前の状態から使える設備は残し、スケルトン解体を行うのは建物の一部だけにするという手段もあります。

スケルトン解体を安く済ませる方法は？

デメリットとして、スケルトン解体には費用がかかってしまうことをお伝えしましたが、少しでも費用を安くするためにできる方法があります。それは、解体工事が行われる前に家具や家電、備品類を自分で処分することです。もちろん業者に処分してもらうこともできますが、解体の費用に加え、さらに処分費用が発生するので自分でリサイクルショップに持ち込んだり、クリーンセンターに持っていくことで処分費用は節約できます。

まとめ

「スケルトン解体」とは通常の解体工事とは異なり、骨組みを残して建物の内側を解体する工事のことを指し、主にリフォームや建物の退去時に行われることをご説明しました。

群馬県内でスケルトン解体、スケルトンリフォームを検討している方はぜひまっすぐ解体にご連絡ください。